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作州の竹細工
へび竹ヘびの栞
岡山県津山市の宇那提森、新庄の女滝、等蛇にまつわる古話は各地にあり、蛇は雨水、河川の守神とされ、転じて農耕、豊饒の霊で農神とされ、篤い信仰を集めました。
一方蛇が家や屋敷内に棲んでいると金持になる、また宝のありかを知らせ、宝を守ってくれる、へびの脱皮のぬけ皮を財布や神棚でだいじにしているとお金が溜る、へび年生れの人はお金に困らないと言われています。
また蛇がとぐろを巻いているのを見るのは吉兆で、何かよい事があるといわれています。
岡山県津山市はかつて九州大分市と二分する竹細工の特産地でした。
津山は竹人形や、竹のピストル、機関銃に代表される様な玩具を大正の終り頃より、各社で創り出し終戦になるまで活況を呈していました。
その一つに竹へびがありました。
竹へびはもと神奈川県大山で江戸時代から作られ、竹の尾を持つと「にょろにょろ」として首を左右に振り向け、生きているようなので、各地の祭礼・縁日などで売られる様になり、昭和初期にはそのほとんどを津山市で生産する様になりました。
作者はへび年に際し新しいデザインのものも考えて見ましたが、このヘび以上に竹を生かした、へびを創り出す事は出来ず昔からのものを復元し、古来日本国内では白へびは珍しく吉兆の徴としたり、祭神としても崇敬されてもいます。
竹そのままの色で白ヘびと赤へびに頭の所に小判を付けました。
前述の通り吉兆のしるしとなる様にとぐろを巻いているように飾って下さい。
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