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美咲町が生んだ偉大な英文学者「本田増次郎ものがたり」 |
文化・歴史 / 美咲町 |
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美咲町が生んだ偉大な英文学者「本田増次郎ものがたり」絵本を発刊
岡山県美咲町で歴史上の人物と言えば、幕末から明治にかけて活躍した蘭方医「光後玉枝(錦織出身)」や、明治のジャーナリストで東京銀座に目薬店を開業、たまごかけご飯を広めたことでも有名な「岸田吟香(栃原出身)」を思い起こす人が多いでしょう。 しかし、同じ明治・大正という激動の時代に片田舎出身の一少年が世界の檜舞台で活躍したことは、ほとんど知られていません。 彼の名前は、本田増次郎(ほんだますじろう)打穴里出身の英文学者です。 彼は嘉納治五郎の私塾で英語と柔道を学んだ後、熊本大学、早稲田大学など、日本の名だたる大学で英語を教え、また、その堪能な英語を生かして、ニューヨークで日本の対米広報誌を発行、同時に数々の国際会議へ日本の代表として出席しました。晩年は皇室外交でも力を発揮し、来日した英国皇太子を得意のユーモアで魅了したと言われています。 更に世界的に有名な『黒馬物語』を翻訳し『フランダースの犬』を日本に紹介したのも本田です。 私たちは、このように日本の近代化に貢献した本田増次郎の数多くの功績を広く皆さんに知っていただきたい。好奇心旺盛だった彼の生涯に思いを馳せていただきたいと、この度、絵本「世界が認めた偉大な英文学者・本田増次郎ものがたり」を発刊しました。 この絵本は、小学校高学年以上を対象にA4版カラー36ページに纏めたもので、美咲町立小中学校図書室をはじめ美咲町立図書館、県内の公立図書館などに設置しています。 お問い合わせは、久米郡美咲町教育委員会 生涯学習課(電話0868−66−3086)へ。
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