 椿高下 【つばきこうげ】
城下町北西部の丘陵上に位置しており、田町から続く広い武士町を形成していた。町名はかつて椿が群生していたことによるとされるが、定かではない。 現在の津山高校付近では、発掘調査によって、江戸時代中頃の城下町絵図には見られない道路や町割りが見つかっており、津山城の築城に取りかかった当時の居住区であった可能性も考えられている。
 椿高下の地図
大通りからみた椿高下の町並み。
">石坂公園 【いしざかこうえん】 津山出身で神戸在住の石坂展宏さん(八二歳)が椿高下の自宅跡に整備を進めていた公園が完成し、平成十三年十月三十一日『石坂公園』として津山市に寄贈された。これは「公共に役立つものにすれば、先祖も喜ぶだろう」と十年前から空き家になっていた自宅を、石坂さんが二二〇〇万円かけて公園に整備し、同市に寄贈したものだ。 公園は広さ約三百十三平方メートル。あずまや、ベンチなどを設け、周辺の武家屋敷の風情を残した建物に合わせ、白壁と板壁で「城下町・津山」にふさわしい雰囲気。津山市は「個人から公園の寄贈は初めて。公園が少なく、通学路にもなっている地域なのでたいへんありがたい」と話している。
 地蔵院 【じぞういん】 愛宕勝(将)軍地蔵、もと正殿にあった五大明王尊、つまり不動明王を中心に、降三世明王、軍茶利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王と、宕々庵にあった聖天仏が愛宕堂に祀られ、元の東照宮本殿内には徳川家康、松平忠直両遠祖の神像と五社の仏像が祀られている。多種多様の神様を祀る珍しい場所である。 田岡嶺雲が津中の教師として津山に来た当時、この地蔵院の「はなれ屋」に下宿していた。

岡山県立津山高等学校 本館 一九〇〇年(明治三十三年)落成。国の重要文化財。県内に現存する最も古い学校建築の一つであり、県内旧制中学校本館の建築で明治期の現存は県内唯一だ。 当時の学校建築の趣をよく残すことから、NHKの連続テレビ小説「あぐり」で、第一岡山高等女学校のシーンの撮影に使用された。NHKの連続テレビ小説「カーネーション」では、小原糸子が通う泉州高等女学校のシーンの撮影に使用された。一九〇三年(明治三十六年)に皇太子の津山行啓があった際には、同館2階右翼を貴賓室とし、休息された(『津山高校百年史』より)。昭和天皇も市内に行幸(2度)の折、立ち寄ったことでも知られる。 近くに十六夜古墳が見られる。 ちなみに津山高等学校はB'Zの稲葉浩志など数多くの著名な人物の卒業校でもある。

岡山県立美作高等学校 一九四八年(昭和二十三年)四月創設。 さまざまな教育に取り組んでいて、平成二十六年度より「エクセル特進コース」が開始。7つのコースと18の系から8つのコースと20の系に増えるようだ。 中田 喜直(「ちいさい秋みつけた」、「めだかの学校」の作曲者)など著名な人物の卒業校でもある。
 岡山地方検察庁津山支部 津山区検察庁
 岡山地方裁判所・岡山家庭裁判所 津山支部 津山簡易裁判所
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