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出雲街道城東むかし町 2012 |
イベント / 季節の行事・イベント |
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2012、11月4日(日)
出雲街道城東むかし町
姫路から松江、そして出雲大社へと続く出雲街道は、津山盆地を東西に貫いて通っています。 津山は慶長8(1603)年、室町時代の鶴山城の跡に森忠政が築いた津山城 の城下町です。 五層四庇の堂々たる巨城の東西に開けた城東、城西地区。 中でも、城東地区は開発から取り残されたおかげで、400年前の都市計画、町割りがそのまま残っています。
上之町通りを武家地と寺社地に分け、その南側を通る出雲街道は表通りを商人町に、脇町・裏町を職人町に定めました。 今も、出雲街道から南北にほぼ等間隔に13本の小路が伸びています。 美濃からやってきた商人の屋敷があった「東美濃小路」「西美濃小路」、瓦工場や屋敷のあった「瓦屋小路」などの名称が今も使われています。
街道沿いの商人町には宝暦8(1758)年創業という造り酒屋も健在です。 なまこ壁に格子窓、レンガの煙突、3階建ての家屋、どれもが250年という時間がもたらした風格が漂っています。
幕末の洋学者、箕作阮甫旧宅も江戸時代の町家の様子をよく伝えています。また、「城東むかし町家」旧梶村家は敷地の中に江戸時代の「つし二階」の母屋から明治〜昭和期に建てられた蔵や洋館が不思議に調和してたたずんでいます。
敵の襲撃の勢いを削ぐためにわざと道を曲げて見通しを悪くさせた道「大曲り」「荒神曲り」も当時のままです。大きな飯切を看板にしたこうじ屋や伝統の「作州鎌」を打つ鍛冶屋も現役です。
秋に町並み保存地区一帯で開催されるまちおこしイベント『出雲街道津山城東むかし町』も20年を超し、11台ものだんじりが出る「大隅神社」大祭に劣らぬ人出で賑わいます。
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